あきよしみつるの時たま日記

50歳代前半でアリーリタイアしたおじさんが綴るブログです。

京急の踏切事故について

久々の更新です。

まづはこの事故で亡くなられたトラック運転手の方に対してご冥福をお祈りいたします。

京急電車はなじみの電車でした。サラリーマン時代は市川に住んで都内に通勤していましたが、毎日、北総線京急線、都営浅草線京急線と4社の路線を使っての通勤をしていました。 今回の事故と同じ青砥発の始発電車に途中で乗り換えて座って通勤していました。京急の電車は、乗客第一主義というかちょっとやそっとの大雨などでは止まらない。。。という電車で、親しみがあって当時は好きでしたね。 鉄道ファンの方々も京急は好き!!!という方多いと思います。

 

さて、これからは京急電車に対する苦言です。

仕事で横浜方面の京急路線もたびたび利用していました。正直思っていたのは、早すぎる。。ということ。  並行して走るJRに競合して速さを競っていたのだと思いますが、踏切がある住宅街を120キロで走る電車に乗っているのは若干の不安をたびたび覚えいてました。(スピード好きの僕はそれなりに早くて凄いなーと感心しつつも。)

今回の事故はトラック運転手の無謀と思われる踏切侵入が事故の発端ではあります。本人は亡くなられましたが当然責任はあるでしょう。でも、下りている遮断機を突破したわけでもなく、遮断機が下りた時点でトラックが踏切内にあったわけです。この場合、非常停止信号が発せられ電車は踏切の手前で停止すべきです。それが停止せず相当な速度で衝突した。

 

京急の非常停止システムは以下のようなものとのこと、

この信号は現場の踏切から10メートル、130メートル、340メートル離れた線路沿いに設置され、運転士は発光の有無を確認。340メートル離れた信号は、さらに260メートル先から目視でき、運転士は踏切から最大600メートル離れた地点で危険を把握できる。

千人以上の乗客を乗せて踏切がある路線を120キロの速度で走る。しかも、今回のような非常時の場合の安全は運転士ひとりの判断にかかっている。これは問題だと思います。最初の信号を260メートル先で見て即座に非常ブレーキをかけないと衝突してしまう。これが京急のシステムなのか。。。ビックリしました。信号の260メートル先で即座に非常ブレーキかけることってほとんど無理でしょう。

 

今回のトラック運転手のように、踏切を安全に走行していない車が悪い。。と言えるのでしょうか?   もちろんトラック側に責任はあるけど。車、歩行者(子供からお年寄り、それに身体障害者まで)、自転車、バイク、その他の障害物。。。踏切って基本的に安全ではないですよね。安全でない。。。という意味は、遮断機が下りてもこれらが取り残されることって頻繁ではないにしても普通に想像できるよね。

 

でも、踏切で障害物が取り残された場合。。。京急の運行システムは電車の運転士の一秒の判断に安全を委ねているシステム。 千人以上の乗客の安全が運転士一人にかかっている。。。 考えられません。 運転士が可哀想すぎます。 これは踏切の安全に対する企業の責任だと思います。 今後、踏切に何かが取り残されたら、また衝突事故を起こしてしまうでしょう。運転士が一秒も遅れることなく非常ブレーキをかけることができなければ。。。